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2013.03.31 Sunday

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2011.09.08 Thursday

ヒト・モノ・コト・・・ツクル


来週から残暑が戻るそうですが、この一週間ほどは日中もカラッと、朝晩はもう肌寒いぐらいになって夏もその勢いを弱めつつ秋が遠くからやってきそうですね。ワタシの住む大阪は被害は無かったものの、近隣紀伊半島の台風被害は大震災の津波を思い起こさせるような災害となってしまい、悲嘆に暮れてしまいます。一日も早く日本が元気になる事、もちろん経済的にも精神的にもを望みます。が、ワタシもこの国に生まれ育って他人事のように言っていてはいけません。一人の力は非力なれど個人各々の出来る互助が集まれば大きなチカラになるはず。

さて、最近の記事は旅行モノばかりでかなり逸脱しており、たびたび訪れてくださる皆さんには申し訳なく・・・。旅から帰り本業が何かと忙しく、それに伴う雑務もてんこ盛りでさっぱり作品に手が付けられません。寸暇を惜しんでちょっとずつ進めていますが報告するほどの進捗も無くはなはだ心苦しく。たしかに行き詰ってはいますが諦めて放り出した訳ではありませんので今後もどうぞ見守ってくだされば、と思います。

さてさて、ちょっと気になる記事と最近友人と話していることなどがいささかリンクして、常日頃思い悩み、考えていることを「万年国語の成績3」のワタシが思うまま徒然したいと思います。起承転結もこの記事がどんな締めくくりになるかも想像できないまま書きつけます。最後まで読んでくださればウレシク、また途中でめんどくさくなったらどうぞ飛ばしてやってくださいませ。

ではでは、何から?今日見つけた興味深い記事から始めましょうか。
http://gigazine.net/news/20110908_moonshot_design_cedec2011/
トラックバックとかあるんでしょうが使用方法がワカリマセンので直接リンクを張りました。(何か問題があればご連絡を、すぐ削除いたします←って誰に断わってるんや?)インダストリアルデザイナー、奥山清行氏による講演の記事です。ワタシの記憶ではたしかフェラーリーをデザインした初めての日本人デザイナーで、最近は帰国して地場・伝統産業の匠の技を新たな解釈で製品を世に送り出したり、様々な分野のマッチングをその経験から事業として進めていらっしゃる方。この記事を真剣に読み進めるとゆうに1時間はかかるほどの長文ですが、何か大切な、大事な、今の日本人が忘れてしまっている何か、みたいなことを読解力の乏しいワタシは感じました。

内容の反復は無意味ですので気になった部分を抜粋しながらワタシ一個人の意見と共に。記事の主な視点は、企業や経営の在り方といった視点だと思いますがその部分はワタシには皆目ワカリマセン。が、「ヒトとモノ」の関係のようなことのヒントがたくさん見え隠れしています。例えば「フェラーリー」のくだり。ブランド力とは何ぞや?プリミティブの意味や欲する側の思考心理の巧みな誘導(決して作為的なものでは無く)、これらの基本的な考え方は非常に共感を覚えます。ここから発生する「ニーズとウォンツ」の違いは今の日本人は置いてきてしまったのか最初から知らないのか、企業側の怠慢か押し付けが「ニーズ」ばかりを先行させ、消費者の選択余地をまたはその能力を奪っている、と思う。ひいては製品を開発する人・製造する人・販売する人、それぞれが各々持ち得るチカラを減退させている。エンドユーザーまで含めたそれぞれの関係の中で相手への精一杯の思いや仕事の姿勢、というのが次の仕事に繋がるとワタシも父から教わった。端的に言うと「自分の仕事に嘘をつかない」ことだと。

彫金教室を始めてふたつの出来事があります。ひとつは教室を始めるにあたって部屋にエアコンを付けた時のこと。取り付け業者がやってきて約2時間の工事をして帰りましたが、部屋側の配管化粧カバーがやたらと大きく、おまけに部屋の形状に合わせたその樹脂パーツのエルボーとストレートが噛み合っていない。住宅設備の据え付けなどの仕事をするワタシの友達に見せると、苦笑い。カバーが大きいのはもっと大きいエアコンの設置にも対応するために業者持ちのパーツ代をケチっているからだとか。「それでもまだ綺麗な方や」と彼は言います。一日に7件も8件も周ってやっと利益がでるらしいから、細かいことはお構いなし、とりあえず付けばいいのである。時間をかければ良いってモノでも無いかもしれないが、そこは職人としての矜持はもはや飯代とは天秤にかけるものでは無いらしい。

ふたつ目は生徒さんが最初から最後までの作業プロセスを踏むことで手間が掛かることを理解してくれたこと。ワックスを切り出してケガキを入れて、ヤスリで磨り出し…湯道をならしてヘラをあてペーパー・ポイント、バフがけ、と。勿論材料そのものも高価ではあるがコレだけの時間を費やしてできるものの価値をしみじみ語ってくれます。このふたつの関係とは?その仕事の対価がおかしくなっている?不況で仕事が減れば何を削るか、そう、人件費。さすれば必然的にモノをツクル人間であれば「工賃」が下がる。販売する側は平気な顔で高いと言い、職人は仕事が欲しいから工賃を下げる、結果クオリティーが下がる、はたまた「いらない、欲しくない」どうでもよいモノをツクル。商品は売れず職人は自分で自分の首を絞める、悪循環そのものであり・・・。

クォーツ時計と機械式時計のくだりもまた面白い。100年で2秒しか狂わない電波時計も実は時計そのものの寿命が数年だと・・・笑い話でしかない。土に埋めた機械式時計は掘り出してリペアすれば何十年、いやそれ以上カチコチと時を刻む。そしてそれをツクった人が亡くなってもなお生きた証が残る。何もロマンチシズムに浸ろうという話では無く、昔はモノが傷めば父がドライバー片手に修理し、母が縫い針片手に繕ってくれる。自然と尊敬しモノを大切に使うココロが生まれる、はずである。

ワタシは精密機械をツクル父の背中を見、患者を手当てする母の手を見て育って、小学生の頃から美大に行って「プロダクトデザイナー」になることを夢見ていました。(医者になる夢もあったけれど・・・オツムがついてこず)幼稚園の写真ではハサミや肥後守、金槌にノコギリをすでに使っていたので「デザイナー」ではなくツクル側の「職人」になりましたが、やはり落ち着くトコロに落ち着いた、って感じ。

結局、徒然訳の解らない記事にやはりなってしまいましたが、これだけ技術大国「ニッポン」と言われる割にはモノが売れない不況が「平らかに成る・平成」を長く占拠しているのは、何も工業製品に限らずコメをツクルヒト・魚を獲るヒト・ケーキをツクルヒト・花を売るヒト・バスを運転するヒト、みんな何かを介してヒトとヒトが繋がっている、特にモノヅクリに関して、消費者や販売サイドは何がどういうふうにツクラレ、また企画製造する側はいかにも正当化された押し付けがましい製品づくりはやめ、欲しているモノをキャッチするチカラまたそれを製品化する努力と勉強をしないといつまでたっても「使い捨ての安かろう悪かろう」でモノの良し悪しを判断できる眼がやがて退化しそこに経済はおろか文化も成立しないのではないか、と思うんだけど・・・。

何だか独りよがりな文章・・・ここ十数年ホントにココロ踊るクルマが無い、国産車では。きっと宝飾品も同じことだろう。だからといって一足飛びに何かにたどり着けはしないから常日頃知恵熱を絶やさぬように、いや、休む時は思いっきりリラックスして。さぁ、明日からは何とか作品製作に掛かれるか!?横やりが入らなければ、ねっ。でも、嬉しいことに個人注文が数点入ってくる予定。うーん、どぉしますか?

最後まで読んでくださった方、アリガトウゴザイマス!日々キャパの少ない脳ミソで色々考えておりますが、まぁ考えるより動いた方が良いですか(笑)、オワリ。

追記:是非リンクの記事を読んでください。混沌とした現代とちょっと違った視点での将来の展望、それに対するアプローチの仕方など大変興味深いです。
2013.03.31 Sunday

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コメント
そうですね、過剰消費&過剰生産の2段重ねで雪だるまのようにデカクしていった経済が収斂して行ってる事である意味大きな流れではよい方向かもしれませんがパラダイムの移行期にはやっぱりいろいろ歪みはでてしまい打撃を食らってしまいますよね。

車に関しては今も昔もまったく無頓着?ですので乗れれば良い運べれば良いが基本スタンスで大人の玩具としてのクルマには少し...
神木慧仁さん・・・

そうか、大きな視点で見ると移行期なわけですな。我々宝飾業界はどんなふうに移行していくのか、というよりどう良い方向へ移行させるのかを自身が努めていかなければなりませんねぇ。またまたフェイスブックのチャットでお話しましょ!

ご存知の通りワタシはクルマ大好き人間ですからスタイルも性能もその歴史や開発等々、ひっくるめて総合的な判断をすると「いいねぇ」ってクルマが無い訳です。かなり趣味的・マニアックな方向からのアプローチではあると思いますが・・・。
  • cornet
  • 2011.09.10 Saturday 14:16
宝飾業界...作家的に個性を先鋭化していくか便利屋的にニーズに応えるサービスに重きを置くか....
ある部分ではファッションも業界主導から消費者主導のムーブメントに移りつつあるんでしょうね。
仕事的にはあれもこれもより本当は集約特化した業態が一番良いとは思います。個人的にはカフェとの連動やギャラリースペースとの連動で色々な動きはして行ければとは思いますが...こちらだけで儲かるか否かは別問題とも。作家的に動くかメーカー的に展開するか個人主体のショップ形態なのかやっぱり堅実に業界の請負スタンスかウェブショップでの製品販売もしくわカスタムリフォーム屋に特化するのかはたまた全く別のスタンスを模索するのか,,,いろいろ選択肢は拡がりますが...体力が厳しいですね。
神木慧仁さん・・・

お返事遅くなりましたっ!う〜ん、さすがに経営者、いろいろ考えてますねぇ。ワタシはこの手のコトは一番苦手、っていうかそもそも商売っ気が無いから発想に乏しい訳で・・・。そろそろコレではイカンのですが、まずは目の前にモノが無いと始まらないので(苦)。まっ、作品に関しては好きなモノ勝手にツクリますがね。
  • cornet
  • 2011.09.12 Monday 22:59
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