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2013.03.31 Sunday

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2011.10.16 Sunday

ローマコインの謎解き


今日は車の往来も少なく電話も掛からず、天気は上々、そよ風優しく、静かなで穏やかな良き一日。でも昨夜の雷雨は凄かった。時間的にはあっという間で雷も一回コッキリでしたが・・・これがあまりにも近すぎた。ピカッと光るや否や「ドゥォッカーンッ!!!ゴロッゴロッゴロォゥ!!!」ひぇーっ、おっかねぇったらないですよ、至近距離の雷様は。やっぱり親父と同じぐらい怖い・・・(笑)。

さて、「フクシア・・・」に振り回されて個人注文分をホッタラカシテいると納期が迫ってきました、ヤバい。で、急ぎでは無いですがコインペンダントの注文を頂きました。っていうか作品ばかりツクってたらアキマセン、お仕事しましょっ!こちらもおいおいアップしますが、ちょっとレアなモノを預かりましたのでイロイロとネットで調べてみると・・・。

ローマコインです、初めて見ました。コインペンダントは大概どっかの国の記念金貨なんですが、良いですねローマコイン。ワタシ、実は歴史は苦手でございまして、特に外人さんの名前は最近のハリウッド俳優でさえ覚えられない始末。故に調べたものは全てネットの情報の受け売りでございまするが、まぁ、謎解きのようなもので楽しかったのでちょっとご紹介いたします。


さて、預かりましたモノはローマコイン1枚とアルファベットオンリーの簡易な説明の書かれた小さな紙。「JULIAN 2・361-363・EFにD N FL CL IVLIANVS・・・」と何だか暗号めいたモノが書いてあり、とりあえず「ローマコイン」だのこの暗号をそのまま検索すると・・・。

ユリアヌス2世(=ジュリアン=カエサル?)
直径20mm 重量3.3g
EF=Extremely Fine 極美品
BC361年〜363年までシスキアで鋳造

などなど、ふむふむ。どうやらローマ皇帝(?)のようですね(あってる?)。表面は真珠の戴冠を付けたヘルメットをかぶり、楯と鉾を持つ左向きのユリアヌス2世。調べてみるとBust Left、すなわち左向きのコインは圧倒的に少なくほとんどが右向き。そしてこの時代のコインは大きさで4種類に分けられるようでAE1~AE4と、1が大きく4が小さい。1・2は金貨・銀貨、3以下は銅貨です。

現クロアチアのシサクという街がローマ時代の「シスキア」という名で、ここで鋳造されていたようで1st,2ndとあるので鋳造に前期後期があるみたい。で、肝心な「D N IVLIANVS・・・」の暗号は全訳は出来ませんがそれぞれが省略形で刻印されていて、コインの肖像を説明・讃えるような内容で「IVLIAN」はジュリアンのラテン語、「AVG」と最後にあるのですが「尊厳なる者」という意味らしい。あとは「幸運な」とか「敬虔な」とかそんな意味。

で、裏面にも刻印がありまして「VOT X MVLT XX」。これは当時の政権が統治10周年とかそんな意味で、ある意味記念コイン(?)なのか。これがヤシのリース(月桂樹=ローレルとも)の中の刻印で、本来なら一番下に鋳造所の刻印があるようですが打ち抜きがオフセットになっていて切れてしまっています。

と、ツクル前に調べてみましたが1600年以上前のローマ人が使っていたモノを21世紀のワタシが触って、尚且つペンダントにしちゃおう、っていう、古代ローマ人はさぞかし思いもよらなかったはず。結局歴史的な背景はローマ帝国がどぉの、暗殺がこぉの、なんややっぱりさっぱり解らしまへん。コインそのものは流通量が多いようで目が出るほど高いモノではありませんが、古の異国人とちょっと繋がってみるのもオツなようで。
2013.03.31 Sunday

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コメント
ユリアヌス帝ですか!
キリスト教徒の目の敵にして、最近の研究では実はなかなか有能じゃん?となった皇帝ですねw

D.N. FL CL IVLIANVS P.F. AVG

D.N.(Dominus Noster):我らが主君
FL.(Flavius):フラウィウス
CL.(Claudius):クラウディウス
IVLIANVS(Julianus):ユリアヌス
P.F.(Pius Felix):敬虔なる、幸福なる
AVG.(Augusutus):皇帝(慣例的に)

「我らが主君、フラウィウス・クラウディウス・ユリアヌス、敬虔かつ幸福なる皇帝」 といった感じですか。
  • 茂虎
  • 2011.10.17 Monday 14:53
茂虎さん・・・

ちょ、ちょい待ち!何故にそんなにご存じなのですか?!
ひょっとして、コインコレクター?もしくはヨーロッパの歴史好き?
はたまたクリスチャン?ワタシは西洋史はおろか日本の歴史さえオボツカズ・・・。

こんなマニアックなコトをスラリと出してくる引き出しはすごいカッコいい!!!
というかやはりかなりの量の本や文献を読んで勉強していらっしゃるとワタシは推測いたしますが、真相の程は?

他の引き出しも開けてみたいですねぇ、何が出てくることやら(笑)。
  • cornet
  • 2011.10.17 Monday 21:41
はじめまして 依頼主のYASUです
この度はお受けいただきありがとうございます
Yさんのご紹介でブログもこっそり拝見しています

コインの主は
フラウィウス・クラウディウス・ユリアヌスです
ユリアヌス・アポスタタ(背教者)の方が有名かも。
衰退するローマ帝国に現れた 最後の賢帝です
アウグストゥス、ティベリウス、クラウディウス、
ウェスパシアヌス、トラヤヌス、ハドリアヌス、
アントニウス・ピウスなども大好きですが
これらの皇帝は右肩上がりの時代の統治者です
ユリアヌスは不遇で困難な逆境に立ち向かった皇帝なんです
キリスト教の排除を図ったのも最善の政策と思います
後世、背教者とのそしりをうける政策を執った勇気にあやかりたく
ユリアヌスコインを手に入れました
ペンダントにして身につけているとさらに よさげなので
お願いした次第です
よろしくお願いいたします






  • yasu
  • 2011.10.24 Monday 22:22
yasuさん・・・

はじめまして、cornetです。この度は貴重な一品とオーダーを頂きアリガトウゴザイマス!
そして、この拙いブログを見てくださっていること、またコメント頂き嬉しく思います。

Y氏とは学生時代からの悪友なのか親友なのか?長く付き合いをしている友人で、まぁ似た者でございますので、何のお気遣いも要りませんしそんな徳のある人間ではありません。ですからどうぞコッソリではなくいつでもカキコミしてくださいませ(笑)。

さて、仕事ではコインペンダント製作は経験しておりますが、ローマコインは初めて見ました。そこからひも解く背景はなかなか面白いですね!ワタクシ、なんとも歴史は苦手でチンプンカンプンなのですが、ネットで調べて理解できた範疇でもちょっとタイムスリップしたような、ワクワクです。
しかし、このような人物が必要なのかもしれませんね、後の非難を考えて行動する政治家ばかりのこの日本には。ワタシもあやかりたいです。

まもなく製作に取り掛かれますので完成をお楽しみにお待ちくださいませ!
  • cornet
  • 2011.10.25 Tuesday 22:22
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