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2013.03.31 Sunday

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2010.07.10 Saturday

雲のモチーフを・・・


今年も全国各地ゲリラ豪雨が発生していますが、これは日本のみならず世界各国で起こっているようです。ワタシ自身は50mm/時間という豪雨を経験したことがありますが、「前が見えない」とか「凄い」っていうレベルではなく、もはや「怖い・恐怖」です。やはり地球全体が何かおかしくなっているのかなぁ・・・

と、ワタシも体調がすぐれない上に来週末から早めの夏休みをとる為本業がいささか忙しく、個人作品の作りに初めて一度も触れず、の1週間でした。再来週まで「蓮の花・ペンダント」はオアズケになりまする。そんなものですから今回は、かなり前から紹介すると言っていて一度も出来なかった「ワックスワーク」を写真アップしました。

まぁ、これも2年ほど前に作ってキャスト(鋳造)もせずホッタラカシにしてたものですが・・・「キャストって何?」という方にチョー簡単に説明。貴金属製品の製作においては大きく2種類の方法がありまして、ひとつは地金そのものを叩いて伸ばしたり、丸めたり、ヤスリで削ったり、バーナーで溶接(彫金ではロー付けと言って溶接の一種です)したりする「メタルワーク」。

もうひとつは、ロウソクのロウのような材料(↑ここでは青いもので、ワックスと言います。リングを作る時はちくわのようなチューブ状のものを使います)をヤスリやリューター、スパチュラ(歯医者さんが使う耳掻きみたいな道具)などで削って、削ったものを石膏に埋没させて、その後熱を加えてワックスを溶かしだし、その空間に溶かした貴金属を流し込む「ワックスワーク」。

相変わらず文章では説明しにくいので興味のある方はググって調べてくださいませ(無責任ですねぇ・・・)。その他エレクトロフォーミング(厚メッキ)もありますが一般的ではありません。で、ワタシはこの業界に入ってから長くワックスを削って原型を作る仕事がメインでした。どの方法にも一長一短があって、デザインによって、または職人の技量や得手不得手で使い分けます。が、その後メタルワークの仕事も増えて、当時見習いのワタシには山ほどある仕事をこなすのに精一杯のガムシャラでした。結果今ではあのハードワークのおかげでどちらも出来るようになりましたし、何より現在の仕事が楽ですね。今見習いや修行中の方は仕事が少なくて技術の習得が大変ですが・・・

さてさて、↑は雲のモチーフのリングです。全周ぐるりで雲ですからサイズ直しは不可ですが。このモチーフが「蓮の花・・・」のケースに入る予定です。ワタシの脳内イメージには完成図があるんですがねぇ・・・あっ、珍しくデザインも描いてるかな、チャラですが。

先日「キネティックアート」でググってたらスバラシイ作品見つけました。「チェ・ウラム Choe U Ram」という韓国の方です。作品はワタシの作っているものからするとトテツもなく大きいんですが、生き物の動きやフォルムを多くを金属で作っていらっしゃいます。ひとつひとつの有機的なパーツが組み合わさり何ともいえない動きがメカメカしい中にも柔らかく、妖艶な雰囲気を醸し出しています。勝手に直リン張ってもいけませんので、興味のある方はコチラも検索してみてください。

週末からロンバケ(ちょっと古いか・・・)に入ります。新車の足回りで帰ってきた愛車で超ロングドライブになります。行った先々でブログ書けたらまた報告いたしまする。天候に恵まれればよいですが。
2013.03.31 Sunday

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