2013.03.31 Sunday

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2009.07.25 Saturday

蝉をつくろう!4



豚インフルエンザの影響での何日かの補習授業も終わって学生諸君は1ヶ月強の夏休み突入!
しかし、梅雨明けせず所によってはひどい豪雨。今年もゲリラ豪雨多いんでしょうか。
今日も大雨洪水警報発令の土砂降り、カンカンの夏よ〜、いずこへ。


さぁ、蝉のはね、開閉機構本体作ってます。
シルバーの試作を経てK18YGで作品用に変換。両方同時に可動させるためと
軽量化・デザインとおりこんで右のようなパーツに仕上がりました!
ネジの出入りが角度を持たせたはねの回転軸をスライドさせます。

が、しかし、しかしですよ!なんとネジを最大引き出すと本体からはみ出すじゃあ〜りませんか!?
チャラ図面の上で何度も確かめるもやはりムリ・・・ショック・・・です・・・1mmちょっとですよ・・・

なので修正かけます。ネジのフリーパーツ部をずらして、かつ幅も少し狭めます。
それで解消してくれれば良いのですが、まぁきっと他にも不具合・設計ミス出るはず。
「メゲマセン、デキルマデハ。ウッ・・・」


で、気を取り直して、左のパーツが腹の部分。はねとのコントラストのためにボディの多くは
K18WGの予定。こちらも軽量化とギミックが見えるようにと強度不足無いよう構造体に。
現段階で5グラム弱の目方。10グラムにおさまれば万、万歳!

頭と胸はおいおいやっつけるとして、(っていうか一番億劫なもんだからかかってないだけ・・・)
何よりパーツの組み付け順とギミックのマウント方法もそろそろ考慮しながら作らないとマズイです。

かなり苦戦中・・・


さて、この夏はどこへ遠出いたしましょうか?高速道路がタダになったら混むのでしょうか・・・

2009.07.18 Saturday

古代蓮のはずが・・・



梅雨明け目前?夏の太陽はまだ覗いてはくれませんが、合間をぬってのびのびに
なっていた蓮の写真を撮りに行ってきました。この夏で3年目の「蓮の撮影」。
一昨年は京都の法金剛院、昨年は同じく京都の三室戸寺、今年は兵庫県加東市に
ある平池公園の「古代蓮」をねらいに。

んが、しかし、ちょっと遅かった・・・
咲いていたんですが色がすでにわろし・・・
見頃が過ぎてた。残念。なので「睡蓮」です。
白・黄・紅・薄紅と色とりどり。ハナムグリが文字通り花にもぐっていました。



昨年の三室戸寺。
こちらは見頃で撮影に来ていた人の多かったことを記憶してます。
プロなのかアマチュアなのか本気の機材を携えた年配の方がたくさんいらっしゃいますねぇ。
人ごみの中の観賞はあまりイタダケナイ感じですが・・・


「蓮」をモチーフにした作品もワタシの脳ミソの中で長々と思案中。
蝉の次にかかろうかなぁ・・・




2009.07.11 Saturday

蝉をつくろう!3


いや〜、蒸し暑いですぅ。この書き出しイヤですが、きっとひと夏やってしまうでしょう。
昨年家で冷房を使ったのは1週間位。今年もできる限り使いたくないものですが、車で出かけるのが好きなワタシ、さすがに冷房使います。熱中症になっちゃいますから。しかし年齢のせいでしょうか、
すぐ寒くなるし、タバコ吸うのに窓開けて暑くなるし、それでも汗かきにくいからトイレ近いし・・・あぁ。


予告通り、蝉のはね開閉機構をご紹介なんですが、かなり頭イタイです。何日かかってるんでしょうか!?脳ミソフル回転してチャラ図面描いて、ダンボール・厚紙・つま楊枝なんか使って試作前のテスト繰り返し。しかし、上記図面案は結局のところボツ・・・

何が大変かと、蝉のはねって閉じてるときは60度位に立ってて、開くと水平位になる。
つまり、はねの面がスイングしながら開閉する、3次元に動きやがるんです。生物はスゴイなぁと
感心しつつ、ムヅカシイやないか〜いと蝉のサンプルに文句言いつつ・・・

いや、片方ずつ動かすならそんなに問題ないんです。ボールジョイント的構造で事足りる。
これを一度に両方シンクロ開閉させたい、尚且つ動き的には反対方向!
さらに開閉のどのタイミングでもはねが遊ばない状態を保ちたい。

そんなわけでネジ構造はめているのですが一方向の動作しかしてくれません。
X軸・Y軸動かしてはじめてスイング構造、あらら・・・

ということで考えに考えたのがダブルヒンジ構造!のシルバー試作。はねの回転軸に角度を持たせて一方向の動きでも動きそのものに矯正を加えることでスイングしつつ開閉を実現(オオゲサな・・・)。ハンガー状のパーツが一番上にある時が閉じている状態。青のマーキングが並んでいるのが見えるとおもいます。ちなみにこの試作は作品原寸。青の破線がセンター位置。実線が反対側面。

ハンガーパーツを引くと開いた状態。赤と青のマーキングが並んでいます。実動距離は5mm程度。はねの面がスイングしつつ下の小さいはねが連動して開きます。閉じた状態に戻る時はこれまた連動して収納されるってスンポウですわ。(自慢か!?いや、単純にウレシイのです。)この文章でご理解いただけましでしょうか・・・ワカリニクイ・・・ねぇ・・・


ダブルヒンジのアップです。試作サンプルなのできれいに作りこんではいませんが、構造と原寸での対処がこれで解決します。
回転軸の動きが矯正される分、一方向の動きだけでも作用がヒンジの回転の動きに逃げていく、このことによってはね自体の回転とスイングが両立できました。(ホッ・・・ヨカッタ。)


これを両サイド作って、センター(青破線上)にフリーフックのついたネジと連結させてリューズを回すことによって、4枚のはねがシンメトリーにシンクロしながら開閉しつつスイングします。いや、させますわっ!作品自体の軽量化とギミックの可視化の為、ギミック自体のデザインもこれに加えていきますが、とりあえずホントによかった、ここまで出来て(泣)・・・




2009.07.04 Saturday

蝉をつくろう!2


7月突入っ!今年の梅雨は降るときはドカッと降って、降らないときは夏の青空でメリハリきいてますねぇ。おかげ(?)で洗濯しても乾いてくれますが。

さて、いささかネタバレ感がぬぐえませんがとりあえず蝉のはね、中身を埋めてみました。
トンボのときと同じく、唐草でヨーロッパの住宅の門扉のように飾り立てました!
まるっきりリアルに蝉のはねにしちゃうとジュエリーになりませんし、まぁある意味ここが真骨頂!

相変わらずデザインは考えず(苦笑・・・)ぶっつけ本番ではめていきました。
十分ウルサイですが控えめなつもりも無きにしもあらず、どっちですか!?

枠を作った材料と同じサイズのものを、自作した極細先丸ヤットコを使って一対ずつ
唐草パーツを作ってはロー付けし、次にはめたいパーツをその都度デザインとバランスを
考えながら巻いてはまたロー付け。これの繰り返し。
先にデザイン決めときゃ仕事段取り良さそうなものを・・・めんどくさがるから・・・
 
まぁ、とりあえずシンメトリーに(シンメトリーに見えるように)作っていくのがこの段階での
一番苦労でありまする。ぴったと重ねると結構ずれちゃってて・・・あらら。
これだけ線が細いと火を入れてる時点で地金があちらこちらに歪むんです・・・言い訳・・・

人間の目はそんなにシビアじゃないから、まっ、いいっか。いやシビアですぅ・・・
でも、ジュエリーなんてものはそもそも完全シンメトリーなルースも無いですし
何より機械で作ったら味もへったくりもないんですよ、これが!!!

肝心な寸法はちゃんと0.1mm以内のキャパですよ、アシカラズ。


一通りロー付け終わってバフ仕上げまで完了。
上のはねと下のはねが連動して開閉するギミックもおりこみ済み。

ここまでのロー付けは全て一番溶解温度が高いロー材を使っています。
ワタシ達は「シブイ」と言ってますが、母材の溶解温度と差が一番小さいので
ロー付けの際は神経をつかいます。

両者の材料をロー付けすることを「ローがはしる」とか「ローがまわる」なんて言います。
火を入れると金属は酸化し(錆びる状態)上手くローがまわらないのでガラス質の微細な粉を溶いた
「フラックス」というペースト状のものを塗布してから場所に見合った大きさのローを置き
火を入れます。このはねの場合0.1mm厚ぐらいの板状ロー材を0.1mm角ぐらいに切ったものを
使っています。もうほとんど見えません。火を入れるときよく飛びます、トーチの火の圧力で。

ロー付けしては希硫酸でフラックスと表面の酸化皮膜を取り除く(硫酸で洗うと言います)
作業の延々繰り返し。手間がかかり地味な作業ですよ、ホントに・・・

一部、ロー付けの際にミスって唐草の先端が「おしゃか」になって(溶けること)丸くなっちゃってますが、ご愛嬌というか、これはこれで有りかと・・・なので反対側の同じ唐草パーツもあえて「おしゃか」にしときました。


ジュエリーの値段が高いのは金やプラチナなどの貴金属材料やダイヤ・ルビーといったルースが
そもそも高いのに加えて、これだけテマヒマ・思いを込めて作っているからなんですよ!ねっ!


はねを開閉するギミックは一部機構を除き考え済み!次回はその紹介です。


ヤットコとは・・・
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