2013.03.31 Sunday

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2010.02.27 Saturday

2006・イタリア出張記 その1


関西はまだ「春一番」吹いてませんが、木々は間違えて芽を出しそうな陽気。ワタシ、不眠症+昼間の春眠・・・バンクーバー五輪は期待以上の盛り上がりですね。キム・ヨナ選手のまさにパーフェクトの演技、スバラシイです! カーリングも健闘でしたが残念。トイレ掃除しながら思わず「ヤーッップ!」と叫んでしまいました。すぐ感化されるワタシ・・・どぉなの・・・
さて、蓮の花は三段目終了で時間はかかっていますが順調に進んでおります。が、同じような写真ばかりなので画像はナシです、ご報告まで。で、既出のイタリアでの仕事(?)を思い出しつつ。

2006年のトリノ五輪の開催中にイタリア北部のトリノ・ミラノでのワークショップ・国際見本市に参加しました。しかもひとりで。営業じゃぁ無いのに・・・英語もイタリア語も話せませんよぉ・・・でも、何事も勉強!通訳さんはいるとのことで。で、会場となっていたイタリア現存最古参ストゥピニージ宮殿へ。16世紀にサヴォイア家が建造されたというお城を会場にするなんて随分粋な感じです。大阪城で宝飾展やってもさまにならないですが・・・


宮殿内部の商談スペース。当たり前ですが外国人だらけ、しかもバイヤーさん。一介の職人には場違いな空気、おまけに寒い。それでも新たな商材を見つけに何社かと折衝し、後日工房見学を取り付け。あくまでも営業の顔で商品を見せてもらうも、見方が職人っぽい?またもやへんな空気・・・そんなものだからつっこんだ商品説明も求めずに緊張と退屈の3日間。世界中のバイヤーはこんな仕事をしてるんですね、勉強、ベンキョウ。


で、それよりイタリアの空気感やデザインのモチーフになりそうなものを物色しに、宮殿周りを散策。外壁には何か実用があるのか、鉄製の馬の頭部彫刻。馬の手綱でも掛けたのでしょうか?


これまた用途不明な滑車(?)とハンドル。でもやはりこういうモノには惹かれるギミックフェチなワタシ、しっかり写真に収めてますねぇ、萌えーな感じ。ハンドルの軸受けなんかとってもイイ!


これは宮殿外周の歩行者用信号機。日本の信号機の方がきっと性能も優れていて見易かったりするんでしょうが、国や街にあったデザインという観点では信号機ひとつとっても雰囲気が違いますね。イチイチお洒落な感じはやはりデザイン、ファッションの国、イタリアの持つセンスでしょうか。


外壁の街灯。これは当時は無かったかと推測しますが、どこを取っても(撮っても)絵になります。

2月のイタリア北部は寒かったのとオリンピック開催中で宿がかなり郊外にしか取れずこの会場まで遠く、アクセスが悪く、早朝出発深夜帰路の強行スケジュールで始めての経験に緊張していたことばかりでしたね。バイヤーは勿論のこと、英語は少し話せた方がいいです・・・

とりあえず「その1」ということで次回は工房見学とミラノの記事をアップします。蓮の花も4段目完了を報告できるようにガンバリマス。あぁ、旅行でイタリアに行きたいなぁ・・・
2010.02.20 Saturday

蓮の花・ペンダント6


バンクーバー五輪、盛り上がってますね〜。メダルも気になるところですが、何より感動する戦いがスバラシイです。特に印象に残ったのはドイツの銅メダルのフィギュアペア、サブチェンコ・ゾルコビーの演技。ショートプログラムの道化師の衣装での何ともやわらかく、やさしい表現。決して力強くは無いのだけれども、終始マイルドなラインを繋いでいたのがワタシには心惹かれました。残す競技でも期待ですね。普段は相撲以外のスポーツはほとんど見ないんですがね。


蓮の花は本作に掛かり始めましたが、間に「打ち出し」をしてみました。ほとんどやったことが無いのでさっぱり解らないままですが、とりあえずヤニ台に半球状のシルバーを載せて鳥を叩いてみましたが、すり出す仕事とは違う立体の出し方も面白い、っていうかコンコン叩くのは人間の本来持っている「作る」ことの基本形のような感じがします。

タガネも手持ちのものでは全然対応しきれないし、正中線でシンメトリー出すのもこれまたムズカシイ・・・でも訓練すれば普段の仕事で応用が効きそう!花なんかはワックス以外の方法で一枚で立体だせるかもですね。花を開かせたら今度は鳥を動かしてみたくなったので、以上実験でした。



で、本作の蓮の花です。毎度カワリバエの無い写真で恐縮ですが、2段目まで積んで仮組みの状態です。上下の干渉も無く花も開閉するのですが、各々の花びらの開閉角度の均一化の微調整がこれまた大変・・・花びらをすくっている丸カンもやはり固定、ロー付けしないとばたついてしまいます。どうやって火を入れましょうか・・・?考え中・・・
2010.02.13 Saturday

蓮の花・ペンダント5


バンクーバーオリンピック開会式を見ながらブログ更新中です。すべてのトップアスリートの活躍に期待したいものです!しかし、近年のオリンピックの開会式はものすごいショーアップですねぇ。舞台装置や照明の技術の進歩や巨大さ、作りこみ、CGによるスクリーンショット、ダンサーなどの演者の数たるや・・・さながらミュージカルかアミューズメントパークのアトラクションの様で素直に感動しますね。たくさんの人たちがひとつのものを作り上げる仕事もステキです!ニッポン、ガンバレっ!!!


さて、本業はプラスアルファで催事向け製品アップ終了、嫁に行くことを大いに期待しつつ、蓮の花の開閉ギミックサンプルも進みました。本作用の花びらを実験用のシルバー茎に組み付け中です↑。花びらと同じ材料の0.2mmの板厚平カムを直径1.8mmのパイプに4方向に切ったスリットに丸カンですくいながら納めていきます。この際、平カムが回転するように一部テーパーと切り欠きをつけたパイプ内に納まる丸線を、花びらが開ききった状態のところに調整しつつ組み付けしていきます。

既出の記事で紹介した花びら一枚の実験は成功したものの4枚ではどうでしょう?何度か調整しながら・・・「ヨッシャ、エエ感ジ!」。4枚一度に動くと、「花」って感じになってきます。3段目まで上下のピッチを変えながらスリットを空けてみましたが細工は問題無い様子。もう少しガタを減らせるよう加工精度を上げて、4段16枚の完成状態をサンプルで確認してから本作にかかろうかと。

で、こちらは振り子の実験サンプル。リンクを貼らせていただいてる「ホープさん」から機械式の万歩計の写真を「参考になれば」と送っていただき、即サンプル製作。まず、まるでクロノグラフのついた懐中時計にウリフタツの様に驚き、そしてとてもシンプルな構造に驚き。バネの付いた振り子がそのまま歯車を動かす機構がそっくりそのまま流用できることに驚き。歩行による振動を動力に変換できる、今のワタシにとってこの上ない構造です!メチャクチャ参考になりました!実物があってサンプルに移行できるのはなんとありがたいこと!

現在幅30mm程度のものを25mm以下に抑えたいので、振り子の重さと軸からの距離とバネの強さを考慮しながらサイズダウンを図りたいと。ちなみにバネは時計のゼンマイを切ったものを使いました。次は歯車を送る構造と逆転防止の機構をテストしてみないとですね。


冬季オリンピックの前開催地「トリノ」。2006年のまさにオリンピック中のトリノに仕事で行ってたんですが、その時の出来事なんかも写真がたくさんあるので記事にしますね。でも4年前のこと、思い出せるかなぁ・・・
2010.02.06 Saturday

蓮の花・ペンダント4


PCがクラッシュ寸前、ワタシ不眠症。ナンダカ、オカシイ・・・。昼間、激眠いのですが、仕事に集中しだすとスゴイ勢いで、本業は納期1週間前にアップ出来ましたぁ、ヨカッタ。おかげでもうひとつ催事までに作れそうです。しかし、サムイです大阪、本当に暖冬?こんだけ寒いならいっそ雪でも降ってくれたらちょっと楽しいのに。

さて、やはり忙しいのでなかなか進みませんが、花びらにテクスチャー入れてみました。ボツになった銅と銀のグラデーション花びらで具合を見ながら毛彫りタガネでスジを入れて、いざホンチャン。あら、クローズアップの写真だと随分はみ出したり、ズレちゃったりしてますなぁ・・・下のパーツが茎の中に半分埋まる可動させる為の涙型平カム、直径1mmです。0,2mmの板材から切り出してヤスリを入れ成形。時計ヤットコで挟むも飛んでいったら探すのに一苦労(泣)。これを花びら付け根にロー付けします。

平カムの納まる茎の部分になるパイプも作りましたが、いきなりホンチャンで失敗するのもイヤなので同サイズのシルバーで試作中。思ったより花びらが込み合って組み立て大変になりそう・・・アワワ。花が開ききった状態で20mm超えてきそうなので、全体のサイズ感もそろそろ考慮しながら。とか言っても可動ギミックなんかまだ構想もしてないじゃん!ひとつずつクリアしていかないと、ですね。


職場近くの兵庫県立美術館で開催中の「男鹿和男展」に行ってきました。ジブリの背景を描いている方の「背景画展」なのですが、「背景のみ」っていうのも面白いし点数の多さに見ごたえアリでした。手描きの原画が画面を通すと少しマッタリというかノッペリというか、奥行感が失われるのは残念です。やはり原画の持つ生々しさやパワーはスゴイです。ひとつの背景を描くにも多くの資料を必要とし、構想・構図などのイメージを下絵としてたくさん描いていることがよく解りました。やはり、ひとつのことを成す為の下仕事って大切ですね。

ワタシ、なぜか出来上がった完成品より構想中の下絵や、注釈のたくさん入った精密なイメージボードや、ダ・ヴィンチのアイデアを画面が埋め尽くすほどの「手稿」が好きなんです。変ですかね?考えてる最中を思うと楽しくなっちゃいます。ワタシ自身はもがき苦しんでますが・・・。
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